日本語論文を書こう ~日本語のpitfall~

論文作成

指導医から貰った助言集をご紹介します
日本人にとって日本語論文ほど気楽なものはないでしょう

ただ、往々にしてその認識は間違っています
理系研究者にとって英語論文は書く機会が多いと共に、プロに校正される機会があるためにある程度質が担保されています
しかし日本語論文の場合は、書く機会が少ない、校正される機会が少ない、査読が甘い、などから洗練されないままとなっていることがオカシナ日本語となってしまっていることがあります

ほら、僕のブログの日本語もそこかしこにオカシナ日本語が

綺麗な日本語論文の書き方を一度体系的に学ぶ教科書を読み、自らの日本語を改めることをお勧めします
ここではしばしば間違えられる、迷うポイントをご紹介していきます

事・こと


よくある間違い
差がない事を示した

この場合の’コト’は形式名詞です
そのため’差がないこと’が正解です

形式名詞ではない’コト’は、見事、考え事、など具体的な事柄や実質名詞などの場合に用いられます

https://xn--3kq3hlnz13dlw7bzic.jp/thing/

した・する・している・されている

日本語では曖昧になりがちな現在・過去の時制に注意しましょう
広く受け入れられている事実については現在形、研究で行ったことは基本的に過去形で

医療者・患者


よくある間違い
医療者、患者
並列表記の場合は「・」(なかぐろ)で
「、」読点を用いると、必要以上の読点が出現して読みづらくなる恐れ

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