type2炎症について

医学

気管支ぜんそくやアトピー性皮膚炎、好酸球性副鼻腔炎などでかかわりがあるとされるtype2炎症について徒然なるままに考察

ご存知の知見などがあればご教授いただければ幸いです
そして引用したものに誤りなどがあれば合わせてご教授ください

Th2炎症に関わる機序

※岡山ろうさい病院HPより

※科学技術振興機構HPより

※日本ペイン学会HPより

京都薬科大学薬理学分野HPより

分かっている事

アラキドン酸カスケードの図のように、COX阻害剤に対して喘息反応を起こすアスピリン喘息ではロイコトリエン産生が過剰となり喘息増悪を引き起こす

好酸球性副鼻腔炎ではアスピリン喘息とのオーバーラップが多く重症度分類として使われている

喘息の疫学

開発途上国に少なく,先進国に多い

同じ文化度のなかでは,寒冷地に少なく,温暖地に多い
※日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2018.2018.

喘息の発症の男女比は、若年では女性<男性、就学年齢で女性=男性、成人以降では女性>男性、そして女性の方が重症喘息の割合が多い
※日本アレルギー学会喘息ガイドライン専門部会監修:喘息予防・管理ガイドライン2018.2018.

出典は不明

・アラキドン酸はEPA、DHA接種により吸収が阻害される可能性があり?、またアラキドン酸を含むそれらは魚介類に豊富に含まれるという

・アラキドン酸を取り過ぎると喘息やアトピー性皮膚炎のリスクになる?

クエスチョン

・アスピリン喘息患者はアラキドン酸の過剰摂取があるのか?

・好酸球性副鼻腔炎患者でアスピリン喘息が重症度要因になるのは、IL4/IL13からのIgE、そしてマスト細胞を刺激する系統の過剰があるのか?逆にアスピリン喘息並存の患者はIL4/IL13阻害剤が著効するのか?

・好酸球性副鼻腔炎の診断基準に好酸球割合の濃厚な基準があるが、IL4/IL13阻害剤の方がコントロールが良いのは何故か?IL4阻害でTh2炎症の上流を抑えているからか?

・IL4/IL13阻害剤の効き目がゆっくりなのは何故か?IL4/IL13、IL5、ロイコトリエンなどの半減期は?

・喘息の発症の男女比は、若年では女性<男性、就学年齢で女性=男性、成人以降では女性>男性、そして女性の方が重症喘息の割合が多い、これはホルモンも関係していそうな年齢推移、、女性ではTh2型の免疫応答が強いという報告がされているそう、これはマウスのオスメスでも確認されており、アレルゲン接触直後から樹状細胞の増加がメスで多いなどの特徴があった、そして女性ホルモン存在下、非存在下での比較で樹状細胞のCD86発現が増加、Th2サイトカインの量が増加した、という報告があり、女性ホルモンとの関係は濃厚そうだが、人間でも同じか?

・地域差は食生活によるものか?アレルゲンによるものか?男女差はあるのか、それは女性ホルモンの状態によるものか?

・鼻ポリープを切除すると呼気NOが減少するのはなぜ?

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